こんにちは。
湘南から、ルノルマンカードを通して人生を楽しむ人を増やしたい、Tomokoです。
今回から、ルノルマンカードについて順番にお伝えするシリーズを始めます。
第1回のテーマは、
「ルノルマンカードとは何か」
です。
このシリーズを見ることで、カードを単語ではなく”文章”として読める考え方が身についていきます。
今回は、その第一歩として、ルノルマンカードがどのように生まれたのか、その歴史や背景についてお話しします。
ルノルマンカードをすでに使っている方も、名前を初めて聞いた方も、まずはカードが生まれた背景から一緒に見ていきましょう。
ルノルマンカードは36枚のカード

ルノルマンカードは、全部で36枚あります。
騎士、クローバー、船、家、木など、カードには私たちの暮らしに身近なものが描かれています。
現実にあるものという事です。
だから、天使や悪魔などはありません。
絵柄がはっきりしているので、タロットカードよりも親しみやすいと感じる方も多いかもしれません。
けれども、ルノルマンカードは、単に絵柄の意味を一つずつ覚えれば読めるというものではありません。逆に覚えるよりも、自分の中のイメージを大切にした方が人に伝えやすいと思います。
カードを組み合わせることで言葉や文章のようになり、相談する方の現在の状況や、これから起こり得ることを表していきます。
そして、ルノルマンカードをより深く理解するために知っておきたいのが、カードの名前のもとになった女性です。
マドモアゼル・ルノルマンとは

マドモアゼル・ルノルマン、本名マリーアン・アデライド・ルノルマンは、1772年にフランスのアランソンで生まれ、1843年71歳で亡くなりました。
ナポレオンの時代のパリで活躍し、当時を代表する占い師として知られるようになった女性です。
彼女はカードだけでなく、手相や占星術なども用いて、多くの人の相談を受けていたと伝えられています。
ナポレオンの妻ジョゼフィーヌとの関わりが特に有名ですが、ルノルマン本人については、後世に作られた伝説も多く残っています。
そのため、歴史を学ぶときには、どこまでが記録として確認できることなのか、どこからが伝説なのかを丁寧に見ていくことも大切です。
フランス革命の時代を生きた女性

ルノルマンが生きたのは、フランスの社会が大きく変わった時代でした。
1789年に始まったフランス革命によって、それまで当然だと思われていた身分制度や権力の形が揺らぎ、多くの人の人生が大きく変化しました。
明日、自分がどうなっているのか分からない。
今まで持っていた地位や財産、仕事、人間関係が突然変わってしまうかもしれない。
そんな不安の大きい時代に、人々が自分の未来を知りたいと思ったことは、決して不思議ではありません。
ルノルマンは、そのような激動の時代の中で、人々の話を聞き、未来について言葉を届けていました。
ただ未来を言い当てるだけではなく、不安を抱えた人が自分の人生を考えるための時間を作っていたのではないかと、私は感じています。
現在のカードはルノルマン本人が作ったものではない
ここは、とても大切なところです。
現在「ルノルマンカード」と呼ばれている36枚のカードは、マドモアゼル・ルノルマン本人が制作したものではありません。
ルノルマンが亡くなった後、その名声にちなんで彼女の名前を冠したカードが出版され、現在のプチ・ルノルマンへとつながっていきました。
つまり、ルノルマンカードを学ぶということは、カードの意味だけでなく、
「なぜ、このカードにルノルマンの名前がつけられたのか」
という歴史にも目を向けることなのだと思います。
「希望のゲーム」とは

現在の36枚のルノルマンカードのもとになったと考えられているのが、
「希望のゲーム」
です。
これは、ヨハン・カスパー・ヘヒテルによって18世紀末ごろに作られた、36枚のカードを使うゲームでした。
現在も大英博物館には、36枚で構成された「希望のゲーム」のカードが所蔵されています。
カードには絵柄だけでなく、数字やトランプのマークも描かれていました。
現在のルノルマンカードにある、
- 1番の騎士
- 4番の家
- 8番の棺
- 35番の錨
- 36番の十字架
といった番号や基本的な絵柄は、この「希望のゲーム」と深いつながりがあります。
最初から占い専用カードとして生まれたのではなく、人々が集まって楽しむゲームとして使われていたものが、その後、未来を読むカードへと変化していったのです。
私が歴史を大切にしている理由

私は、ルノルマンカードを学ぶ中で、カードの読み方だけでなく、その歴史を知ることを大切にしています。
私が学んでいるルノルマンスクールでは、毎年マドモアゼル・ルノルマンのお墓を訪れ、掃除をして、手を合わせています。
それは、単なる行事ではありません。
私たちが現在ルノルマンカードを手に取り、学び、人の人生に関わるリーディングができるのは、ルノルマンという女性が生きた歴史があるからです。
カードの読み方だけを切り取るのではなく、
どのような人物だったのか。
どのような時代を生きたのか。
なぜ彼女の名前が現在まで残っているのか。
そこまで知ることが、ルノルマンへのリスペクトにつながると私は考えています。
歴史を知るとカードの見え方が変わる
ルノルマンカードは、36枚の意味を暗記するだけのものではありません。
その背景には、フランス革命という激動の時代を生きた一人の女性と、「希望のゲーム」から続くカードの歴史があります。
未来が分からず、不安を抱えている人に言葉を届けること。
カードを通して、これからの人生を考えるきっかけを作ること。
それは、現代のルノルマンカードにもつながっているように思います。
歴史を知ると、カードの数字や絵柄をただの記号として見るのではなく、その奥にある物語まで感じられるようになります。
歴史を知ると、カードの見え方が変わります。
次回は、ルノルマンカードに描かれている数字やトランプのスート、人物の向きなど、カードを見るときの基本についてお話しします。
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